イオン銀行のポイントクラブ新ステージについて考える
イオン銀行はイオングループの銀行です。2018年4月から特典サービス「イオン銀行ポイントクラブ」の仕組みが変わったので、変更内容について考察をまとめてみました。
イオン銀行の紹介
イオン銀行はネット系銀行の中では強みと弱みがハッキリしているような銀行で、2018年2月時点では次のような特徴がありました。
- 強み
- 弱み
このように、イオンおよびWAON利用者のためのサービスは充実しているのですが、そうでなければあまりメリットが無いような状況でした。個人的にはコンビニATM手数料と他行振込手数料がWAONで還元されるのがネックで、他のネット銀行と比べると使い勝手が悪い印象を持っていました。
しかし、この2018年4月から特典サービスの条件変更があり、弱みであった他行ATM手数料と他行振込手数料については条件を達成することで一定回数が完全無料となります。一方で、残念ながら「他行からの振込入金でポイント付与」は廃止されます。
新ステージ | 他行ATM手数料 | 他行振込手数料 |
---|---|---|
プラチナ | 月5回無料 | 月5回無料 |
ゴールド | 月3回無料 | 月3回無料 |
シルバー | 月2回無料 | 月1回無料 |
ブロンズ | 月1回無料 | - |
なし | - | - |
私としては今回の変更はメリットの方が大きいと感じていますが、そのメリットを享受するには新ステージの「シルバー」が最低条件だと言えるでしょう。
新ステージ「シルバー」達成への道
新ステージは「イオン銀行スコア」の合計で決まります。シルバーに必要なポイントは50点ですが、達成はそれほど難しくありません。中でも次の3つがオススメだと思います。
- ①イオンカードセレクト契約(10点)
- ⑯インターネットバンキング登録(30点)
- ⑬カードローン契約 (10点)
3番目はローンを組むということではなく、お金を借りることができるようになる契約をする、ということです。上記の3つは誰でも1円も負担せず維持できる条件なので、何があっても恒久的にシルバーを維持できるはずです。
無害だとしても借金絡みの契約をするのは気持ち悪いという場合は、代わりに下記のいずれかでも構いません。イオンカードのヘビーユーザーであれば既に達成しているかもしれませんね。
- ③イオンカード口座振替(1円以上で10点)
- ⑮給与振込口座設定(30点)
- ②イオンゴールドセレクト契約(30点、①とは重複しない)
- ⑨外貨預金残高あり(1円以上で10点)
「ゴールド」「プラチナ」達成を考える
サブの銀行口座であればシルバー(ATM無料2回/月、振込無料1回/月)でも悪くないのですが、メイン口座として使うのであれば最低でもゴールド、可能ならプラチナまで狙いたいところです。
しかし、新ステージでゴールド(100点)まで達成しようと思うと若干ハードルが高いですね。私なら下記の達成を狙います。
- ①イオンカードセレクト契約(10点)
- ②イオンゴールドカードセレクト契約(30点)
- ⑭インターネットバンキング登録(30点)
- ⑪カードローン契約 (10点)
- ⑮給与振込口座設定(30点)
イオンゴールドカードセレクトはインビテーション制のクレジットカードです。誰でも契約できるわけではありませんが、ネット上の情報によればいくつかの方法でインビテーションが届くようなので、必要になったら挑戦してみたいと思っています。
イオンゴールドカードセレクトなしで100点を達成するにはイオンカードまたはWAONを真面目に使う必要があるでしょう。たとえば次の項目を達成すれば100点になります。
- ①イオンカードセレクト契約(10点)
- ⑭インターネットバンキング登録(30点)
- ⑪カードローン契約 (10点)
- ⑮給与振込口座設定(30点)
- ③イオンカード口座振替(月2万円利用、20点)
プラチナとなると更にハードルが上がります。イオンに頻繁に行くような人でもギリギリなのではないでしょうか。私の場合は月1回もイオンに行かないので、投信に一定額を投資するか、ローンを組むかしないと達成できないように思います。
まとめ
イオン銀行の特典サービスの新システムについて考察しました。
イオンのヘビーユーザーであればプラチナを狙ってもいいかもしれません。私の場合いくら頑張ってもゴールド止まりなので、今の条件だとメイン口座として使う気にはなりませんでした。
一方で、今回の変更によってサブ口座としての魅力は上がったと言えるでしょう。シルバーの達成なら誰でも容易ですし、条件を達成していれば口座残高0円であっても各種手数料が無料になるのは大盤振る舞いと言えるのではないでしょうか。個人的には非常にオススメです。
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イオンカードセレクト特典↩